コラム:「Vitra(ヴィトラ)」ってなんだろう?:Dome/[すべて正規品]デザイナーズ家具・ブランド家具通販・北欧家具通販【H.L.D】

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コラムVitra ってなんだろう? > Dome

Dome
ドーム

text: H.L.D. スタッフ 清水

ヴィトラハウスから望んでいた幾何学体のテント、Dome(ドーム)をめざします。
このドームは、1975年にCharter Industries(チャーターインダストリーズ)社で制作されたもので、Buckminster Fuller(バックミンスター・フラー)と Thomas C Howard(トーマス·C·ハワード)との共同作品です。一時は、アメリカ・デトロイトの自動車会社ショールームとして使用されていましたが、2000年に現会長のRolf Fehlbaum(ロルフ・フェールバウム)がオークションで購入し、同年、ヴィトラキャンパスへ移築されました。現在はイベントや展示会の会場として使用されています。

Vitra haus

設計者の一人であるバックミンスター・フラーは、アメリカ・マサチューセッツ州出身の構造家兼デザイナーです。さらに思想家や建築家、発明家に詩人といった様々な顔を持ち合わせていました。構造家のイメージが強いですが、これらの肩書が示すように活動範囲は多岐に渡っていたようです。商業関係の仕事を転々とした後、1922年に安価で効率のよい屋根を作るための構造システムに関する仕事をします。今日、一般的に見られるドームスタジアムの開発・設計、オクテットトラス構造の特許を取得し、世界各地にオブザーバーや提案者として請われ広範に活動しました。晩年は世界中で講演し、数多くの名誉博士号を受けていますが、発明のほとんどは実現化されず「ユートピア主義者」とも言われていたようです。

Vitra haus

Vitra haus

ドームが制作された時、バックミンスター・フラーは、すでに80歳。
80歳現役でこのドームを制作していたと考えると、その生命力と探求心に驚かされます。
代表作「ジオデシック・ドーム(※)」構造をシンプルにした形状は一切の無駄がなく、内部はテント幕を透過した光によって幾何学模様が浮かび上がっていました。万華鏡の中に入っているような美しい造形です。小さな空間ながらもドーム構造を活かしたダイナミックな空間は力強く、展示商品を一層引き立てていました。


※ ジオデシック・ドーム … 1953年にバックミンスター・フラーによって考案されたドームの構築法。「球面上の大円の弧」を意味しモントリオール万国博のアメリカ館などに採用され、大スパンに適した強度や高い剛性をもつドームです。

Vitra haus

Vitra haus

Vitra haus

この日は、靴職人さんが来場されワークショップを行いながら展示販売が行われたようです。
展示スペースは、積み木のように重ねられた什器によって空間が形成されていました。期間限定のイベントなど、一過性かつ多様な空間を包括するには、柱を持たずに大空間が演出できるドーム構造が最適のようです。

帰り道、振り返ってみると青空の下で真っ白なドームが映え、ジブリ映画に登場しそうな生き物のようにも見えました。
「レイ・イームズ」の標識を見つけてこの先に何があるのだろうと、期待を胸に次へ向かいます。

Vitra haus

Vitra haus




建築概要

設計:リチャード・バックミンスター・フラー(1895-1983)トーマス・C・ハワード
竣工:1975年
移築:2000
表面積:500
材料:テントは、アルミチューブを使用して固定
用途:イベントや展示会の会場として使用


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Architecture
- 建築について -

     

  • 10/18

    Vitra Haus

    No.01

    Vitra Haus

    イエガタが積み重なった、その名の通り「ヴィトラの家」。家具・インテリアの視点からも建築の視点からも魅力的です。


  • 12/18

    Dome

    No.02

    Dome

    幾何学体のテント、Domeは1975年にCharter Industries社が制作したもの。現在はイベントや展示会の会場として使用されています。


  • 1/27

    Vitra Design Museum

    No.03

    Vitra Design Museum

    建築家フランク・ゲーリーが手掛けたデザインミュージアム。4,000点を越えるコレクションの保管や展覧会の開催など多岐にわたるデザイン活動が行われています。


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    Fire Station

    No.04

    Fire Station

    脱構築主義を代表する女性建築家 ザハ・ハティドが手掛けた消防署。彼女のプロジェクトがはじめて実現したのが、こちらのFire Stationでした。


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    Conference Pavilion

    No.05

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    安藤忠雄、初の海外作品となった会議室。大通りの桜並木が主役になることを考え、自然に対する配慮が随所に見られます。


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    Conference Pavilion

    No.06

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    ジャン・プルーヴェと弟のヘンリーによって1953年に設計されたガソリンスタンドです。ノックダウン式の構造で、1〜2名で組み立てることが可能になっています。

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    7/29

    Conference Pavilion

    No.07

    Factory building

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