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CARL HANSEN & SØN THE FIRST MASTERPIECES HANS J. WEGNER 1950
ハンス・J・ウェグナーとカール・ハンセン&サン
日々の暮らしを丁寧に営む国、北欧デンマーク。
デンマークデザインの黄金期と呼ばれる1930〜1950年代には幸運にも多彩なデザイナーが世に生を受けました。
その中でもハンス・J・ウェグナーの存在は一際大きく彼の家具は現在もなお世界中で愛され続けています。自らが家具職人であったウェグナーは、常に手を動かし生活の道具としての家具を使い手の立場から生み出していました。生涯、数多くの名作を生み出したウェグナーはそれぞれの家具工房の技術力と強みを理解し、その良さを最大限に活かせるよう試行錯誤しています。
その一つ、カール・ハンセン＆サン社との出会いは1949年にはじまります。
第2次世界大戦を終えた1946年以降1949年は、ウェグナーを筆頭にボーエ・モーエンセン（1914-1972）、フィン・ユール（1912-1989）など新しい世代のデザイナーがコペンハーゲンの家具職人ギルド展で活躍していた時代です。
家具を試作する際、ウェグナーは自ら手を貸すためにオーデンセに出向きハンセン家に滞在しながら3週間の短期間で5脚の椅子をつくりあげました。
それらがYチェア（CH24）を含むCH22、CH23、CH24、CH25、CH26「THE FIRST MASTERPIECES」です。
1950年同時期に開発され、一時生産が中止されるなどの椅子もありましたが2016年のCH22復刻やCH26の製品化が実現し、この度、5脚そろっての実売となっています。
