小さなテーブルのようなスツール
1941年にJean Prouve(ジャン・プルーヴェ)がデザインした小さなテーブルのようなスツール「Tabouret Solvay (タブレ ソルヴェイ)」。
スタンダードチェアにも用いられている幅広の三角形を構造に取り入れ、尚且つデザインのアクセントにもなっています。脚に若干ボリュームを持たせてますが、座面が直径35cmと小ぶりな設計。高さは45cmですので標準的なダイニングチェアと同じ座面高となっています。スツールとして座るための家具としても使えますが、パーソナルチェアやソファなどのサイドテーブルとして、また小物や鞄を置く小さな台としてお使いいただけます。
置いておくだけでもオブジェのような美しい佇まいは、用途を選ばず空間を引き立ててくれます。
素材は、ナチュラルオーク、スモークドオーク、アメリカンウォールナットの3種類です。すべてオイル仕上げとなっていますので経年により味わい深く変化していきます。
<ナチュラルオークの経年変化>
次第に色が濃くなります。経年変化を一番楽しんでいただける材です。
<アメリカンウォールナットの経年変化>
自然と色が抜け、赤褐色へと変化します。木目が柔らかく手触りも優しい印象です。
<スモークドオークの経年変化>
オーク材を燻している(スモークしている)ため他と比べて大きな変化は見られません。アメリカンウォールナットよりも「焦げ茶色」に近い印象で、元々のオーク材の木目を持つことが特徴です。
各部材を固定している丸い金属パーツがデザインのアクセントになっています。
小さいながらもプルーヴェの哲学を感じさせる細やかな作りです。80年経った今でも色褪せることなく、現代の暮らしに馴染んでくれそうです。