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エイチ・エル・ディのショップから見えるワンシーンを切り取ってご紹介します。
シンプルな中に潜むこだわりのダイニングルーム
エイチ・エル・ディのショップから見えるワンシーンを切り取ってご紹介をしている「ONE SCENE INTERIOR」。今回は、シンプルな中に潜むこだわりのダイニングルームをご紹介します。
ダイニングの中心は、現代を代表するデザイナーの一人である、マイケル・アナスタシアデスが手がけた正円のアフターテーブルとチェアです。アッシュ材のダイニングセットは、まっさらな色味と質感でさわやかで気持ちの良い空間が生まれています。4つ脚に円天板のダイニングテーブルのデザインは、これ以上新たなデザインはないのではと思うほど出尽くしていますが、アナスタシアデスにかかれば天板を浮かせ、対比的に直線的で力強い脚を合わせることで、新たな出会いを生み出しました。直径が120cmの天板となると、空間に重々しい印象を与えてしまいがちですが、この浮遊感によって軽く見えます。
セットのチェアも天板の円に沿うような滑らかにカーブした背もたれに、直線的な脚が特徴です。チェアを見てみると、アームから少しはみ出すように脚が付いています。さらには、後ろ脚部分は絶妙な角度での配置。邪魔にならず、シンプルでデザインとしても成立しています。座面にも絶妙なカーブが施されており、シートパッドがなくとも座りやすい様な配慮もなされています。シンプルな中に巧妙に施された細やかなディティールがアナスタシアデスの醍醐味だと感じます。
テーブルの上には、フィンユールデザインのターニングトレイを。チークの濃い色に深みのあるレッド、そこにブラウンやボルドーのヴィンテージのティーポッド・グラスを合わせることで、バランスの取れた落ち着きのあるダイニングセットとなります。
一見シンプルなデザインや空間であっても、目を凝らし観察してみると、デザイナーやスタイリストの深いこだわり、美学を感じることができるかもしれません。