北欧の代表的な椅子のひとつ「ドムスチェア」
ヘルシンキの学生寮ドムス・アカデミカのためにデザインされた「DOMUS Chair(ドムスチェア)」。Ilmari Tapiovaara(イルマリ・タピオヴァーラ)の最も代表的な椅子として、近年注目を集めています。
1914年生まれのイルマリ・タピオヴァーラ。フィンランドデザインと言えば、まず第一に、Alvar Aalto(アルヴァ・アアルト)の名が思い浮かびますが、アアルト同様に、フィンランド家具デザイン界で巨匠と言われる人物です。
アアルトに強く影響を受け、フランスのLe Corbusier(ル・コルビュジエ)、アメリカのMies van der Rohe(ミース・ファン・デル・ローエ)の事務所で勤務していた経歴をもち、実はデンマークの巨匠、Hans J Wegner(ハンス・J・ウェグナー)やBØrge Mogensen(ボーエ・モーエンセン)と同年代ということはあまり知られていない事実。タピオヴァーラもまた、戦後間もないフィンランドを牽引したデザイナーの一人なのです。
美しいフォルムと包み込まれるような座り心地
1946年にデザインされたDOMUS Chair(ドムスチェア)は、当時世界のデザイナーが注目していた「成形合板」の加工技術を用いたスタッキング可能な椅子。骨太で無骨なデザインは、どこかフィンランドの土着的な空気を感じます。緩やかな曲線を描く美しいフォルムと身体を優しく包み込む座り心地が特徴です。
仕様は、ナチュラルラッカー(バーチ)、ナチュラルラッカー(オーク)、ブラックステイン、ハニーステインの4色展開となっています。自然な経年変化を楽しみたい方には、オーソドックスな「ナチュラルラッカー(バーチ)」がオススメ。フィンランド特有の材種であるバーチ材(樺材)は、アアルトも好んで使用した材ですが、木目が柔らかく手触りも滑らかなことが特徴。時と共に「飴色」に変化し、本国フィンランドでは学校や公共施設で永年使用され使い込まれた椅子を、現在もなお、受け継ぎ現役として使われている様子がとても印象的です。はじめての1脚であれば、ぜひ手にしていただきたいDOMUS Chair(ドムスチェア)×バーチ材ナチュラルラッカー。
よりシックな印象のレザー仕様も
上級者向けには、レザーの張地を用いた仕様がオススメ。 レストランでも使用されるなど、座り心地も良く、レザーの仕上げが上質な空間を演出してくれます。 周りとはちょっと違う「北欧家具」を探している方に、Ilmari Tapiovaara(イルマリ・タピオヴァーラ)の椅子をご推薦いたします。