コンパクトに使える、モーエンセンのラウンジチェア
デンマークの家具デザイナー、Børge Mogensen(ボーエ・モーエンセン)が1968年に発表した「Canvas 21 Chair(キャンバス 21 チェア)」。背座はモーエンセンの代表作でもある“スパニッシュチェア”のデザインを踏襲したものに見えますが、アームは真鍮のリングとキャンバスを使用しすっきりとした印象。アーム部分は、どこかモーエンセンが師事したモーエンス・コッホのフォールディングチェアを思わせます。
平たい材を使用したスパニッシュチェアとは違い、J39などにも使われている円柱の材を脚に使用しています。そのため、幅や奥行きがコンパクトになり、日本の住宅でも取り入れやすいサイズ感になっています。背座とアーム部分は軽やかなリネンキャンバスを使用。アームを繋ぐ真鍮製の金具がアクセントになっています。
直線的ですっきりとしたフォルムは、どんな空間にも馴染みます。シーンを選ばすに使える汎用性の高いラウンジチェアです。