ヴィブケ・クリント、最後のデザイン
20世紀のデンマークを代表する職工でありデザイナーのVibeke Klint(ヴィブケ・クリント)による手織りのラグ。幾何学模様とモダンな配色が特徴的なテキスタイルは、1980年代にコンサートホールや大使館、省庁、教会の装飾などあらゆる建造物に収められました。
こちらの「VK-11」は 2006 年にコペンハーゲンの大手法律事務所のためにデザインした、ヴィブケ・クリントが手掛けた最後のラグです。グレーとホワイトのベースに、3種類の異なる色合いのブルーのストライプがアクセントになっています。この青色は、ラグを置く部屋の壁面が青色だったことから、その空間に馴染むように取り入れたものです。
横糸にニュージーランド産ウール、縦糸にリネンを使用。ウールは天然の脂分が含まれており、汚れにくくお手入れも簡単です。また、ヴィブケ・クリントのラグはすべてインド北部の熟練した職工たちによって丁寧に織られています。手仕事のならでは味わいを楽しめるのも、こちらのラグの魅力にひとつです。