後ろ姿も美しい、モダンデザインの名作
20世紀のモダンデザインを代表する建築家兼デザイナーのEileen Gray(アイリーン・グレイ)。フランスやパリを拠点に活動し、ル・コルビュジエやミース・ヴァン・デル・ローエと並んでモダニズムの先駆者として高く評価されています。
特にグレイが手掛けた建築作品「E-1027」は、コルビュジエが「近代建築の五原則」を提唱する前からそれを成しえた作品といえます。この建築を絶賛していたコルビュジエでしたが、無断で壁に自身の絵画を残してしまったことで、グレイとの交友関係に亀裂が入ってしまったというエピソードも有名です。
そんなアイリーン・グレイが1927年に発表したのが「ROQUEBRUNE(ロクエブリューン)」です。
フランス・カステラールにある別荘のテラス用にデザインされたチェアで、当初はブルーのキャンバス地を使用していました。その後、屋内向けとしてレザー仕様が制作され、1930年代を代表するクラシックチェアのひとつとして高い評価を得ました。
このチェアの最大の魅力は、背面のデザインにあります。
レザーの背座は、コルセットを思わせる美しい編み上げ仕様となっており、正面から見たミニマルな印象とは対照的に、背面には繊細な意匠が息づいています。さりげないディテールへのこだわりに、アイリーン・グレイならではのデザイン哲学を感じさせます。
フレームはクロームとブラックの2種類、レザーは4種類から選べます。
モダンデザインの名作をご自宅で堪能してください。