“ミシュランマン”を彷彿とさせるモダニズムの名作
20世紀のモダンデザインを代表する建築家兼デザイナーのEileen Gray(アイリーン・グレイ)。フランスやパリを拠点に活動し、ル・コルビュジエやミース・ヴァン・デル・ローエと並んでモダニズムの先駆者として高く評価されています。特にグレイが手掛けた建築作品「E-1027」は、コルビュジエも絶賛し、頻繁に訪れていたのだそう。室内の壁面に絵画を残したことからグレイとの関係に亀裂が入ってしまったというエピソードも有名です。
1926年に発表された「BIBENDUM(ビバンダム)」は、グレイ自身の別荘のためにデザインしたものです。半円型に曲げた円柱のレザークッションを重ねて構成された背もたれと肘置きがユニークです。このフォルムがタイヤメーカー「ミシュラン」のマスコットキャラクター“ビバンダム(ミシュランマン)”を彷彿とさせることから、この名前が付けられました。
座面だけでなく背もたれにもレザークッションを採用しているため、全身が包み込まれるような座り心地。一般的なラウンジチェアよりもコンパクトなサイズのため、空間に取り入れやすいのも魅力です。さらにベースは1本のスチールチューブを曲げて作られた脚に余白があることで、空間に圧迫感を与えません。デザインだけでなく、使い心地や空間への配慮にもこだわりを感じます。
自宅のリビングで使うのはもちろん、オフィスやホテルなどあらゆるシーンに馴染みます。