シンプルな機能美が魅力の伸長式テーブル
20世紀のモダンデザインを代表する建築家兼デザイナーのEileen Gray(アイリーン・グレイ)。フランスやパリを拠点に活動し、ル・コルビュジエやミース・ヴァン・デル・ローエと並んでモダニズムの先駆者として高く評価されています。特にグレイが手掛けた建築作品「E-1027」は、コルビュジエも絶賛し、頻繁に訪れていたのだそう。室内の壁面に絵画を残したことからグレイとの関係に亀裂が入ってしまったというエピソードも有名です。
そのE-1027で使用する家具としてこちらの「JEAN TABLE(ジャン テーブル)」も採用されています。建築家でグレイの恋人であったジャン・バドウィッチにちなんでこの名前がつけられました。ラミネート加工された天板とスチールフレームで構成されたシンプルなデザイン。2つ折りの天板は広げることで伸長でき、必要に応じて使い分けることができます。
普段はコンパクトなデスクとして、食事や来客の際には天板を広げてダイニングテーブルとして。ひとつの家具を用途に応じて柔軟に使い分けられる点にも、アイリーン・グレイの実用性を重視したデザインが表れています。軽やかな佇まいながら、天板を広げた際にも安定して使えるよう設計されているのも魅力です。
90年以上前に生まれたデザインでありながら、現代の暮らしにも取り入れやすいジャン テーブル。空間に軽やかに馴染みながら、使う人やシーンに合わせて姿を変える、アイリーン・グレイらしい機能美を感じられる一台です。