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Fire Station
ファイヤーステーション
text: H.L.D. スタッフ 清水
今回は、Zahha Haddit(ザハ・ハディド)の初竣工建築であるファイヤーステーション(消防署)をご案内いたします。
1981年の工場敷地内の火災後、非常事態に備えるためにヴィトラ社内で消防団を設立しました。
1993年には、消火設備格納用の木造小屋を置き換えるために本格的な消防署を建設します。その設計を担当したのがザハ・ハディドでした。1980年の事務所設立から十数年間、実現に至った建築作品はなく、この消防署が彼女にとってはじめて実現したプロジェクトになっています。
ザハ・ハディドは、イラク・バグダッドの出身。イギリスを拠点に活動を行い、現代建築における脱構築主義を代表する女性建築家でした。1988年に開催されたMoMA主催『脱構築主義者建築展』で注目されるも、施工の難しさから実現建築は数少なく、技術の進歩により近年ようやく実作が増えてきた最中の2016年に惜しくも心臓発作で故人となりました。フランク・ゲーリー同様、20世紀後半における脱構築主義の重要な建築家として位置付けられています。
コンクリート造を活かした直線的でシンプルなデザインはミニマルでありながらも力強く、見る角度によって様々に表情を変え、大変魅力的な造形でした。ガラスから差し込む陰翳までもデザインされたかのようです。
元は、消防車用ガレージの他、ロッカー室やシャワー室など共用エリアを含む別棟を包括する建物として計画されていました。その後、自社の消防隊だけでは初期火災を防ぐ能力を持つことができないという観点から、1995年に消防団の解散を決定。現在は消防署も他の施設同様に一般公開され、·デザイン·ミュージアムで開催されるイベントや展示会のために使用されています。
直線と平面で構成された内部は、基本的に垂直・水平がなく、平行感覚を失い感覚が麻痺しそうな印象を受けました。1階はロッカー室とシャワー室、お手洗いがあり、2階は現在会議室として使用されています。直線的な空間にパントンチェアの曲線が映え、艶やかなブラックの色合いがさらに空間を惹き立てていました。テラスへも出られますので天気のよい日は気持ちの良い日光浴ができそうです。
ザハの建築はやはり体験してみないと分からない力強いパワーがあります。
彼女の初作品となる建築をみなさんも是非一度体験してみてください。
建築概要
設計:ザハ·ハディド竣工:1993年
展示スペース:750��
材料:コンクリート
用途:イベントや展示会のために使用
Architecture
- 建築について -
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No.01
Vitra Haus
イエガタが積み重なった、その名の通り「ヴィトラの家」。家具・インテリアの視点からも建築の視点からも魅力的です。
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No.02
Dome
幾何学体のテント、Domeは1975年にCharter Industries社が制作したもの。現在はイベントや展示会の会場として使用されています。
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No.03
Vitra Design Museum
建築家フランク・ゲーリーが手掛けたデザインミュージアム。4,000点を越えるコレクションの保管や展覧会の開催など多岐にわたるデザイン活動が行われています。
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No.04
Fire Station
脱構築主義を代表する女性建築家 ザハ・ハティドが手掛けた消防署。彼女のプロジェクトがはじめて実現したのが、こちらのFire Stationでした。
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No.05
Conference Pavilion
安藤忠雄、初の海外作品となった会議室。大通りの桜並木が主役になることを考え、自然に対する配慮が随所に見られます。
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No.06
Petrol Station
ジャン・プルーヴェと弟のヘンリーによって1953年に設計されたガソリンスタンドです。ノックダウン式の構造で、1〜2名で組み立てることが可能になっています。
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\ NEW /
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No.07
Factory building
日本の建築家ユニットSANAA設計による生産工場。楕円の構造により、出荷トラックの旋回スペースを確保し物流面においても機能的なデザインになっています。
















































