安定性を高めた「スツール60」の4本脚スツール
20世紀の北欧を代表する建築家・デザイナー、Alvar Aalto(アルヴァ・アアルト)がデザインした「STOOL E60(スツール E60)」。3本脚の「スツール60」のデザインを元に、4本脚でデザインされた新しいバリエーション。フィランド産のバーチ材が持つ素材の魅力を最大限に活かした、ぬくもり溢れる柔らかなフォルムが特徴です。元となる「スツール60」は、1933年11月にロンドンで開催された"Wood Only"展覧会で発表されて人気を博し、1935年にアアルトが設計したヴィープリ図書館にはじめて設置されました。発表されてから現在まで800万脚以上も作られた、“シンプル”という言葉をありのままにカタチにした北欧家具を象徴する名作と言えます。
こちらは、スツールE60の座面にラッカー塗装を施した仕様のもの。ブラック、ホワイト、オレンジ、イエロー、グリーンは、スツール60誕生80周年を記念して発表された「PAIMIO COLOR(パイミオカラー)」。フィンランドの結核療養所パイミオ・サナトリウムの内装に使われた カラーリングを再現したものになります。そして、ぺトロール、レッド、ブルー、グレーは新たに登場したカラー。豊富カラーバリエーションよって、空間を色鮮やかなに演出することもできます。組み合わせ次第で部屋を雰囲気をガラリと変えてくれます。
「L-レッグ」と呼ばれる特徴的な脚部
アアルトがデザインした家具の特徴は、木を曲げる独特な手法にあります。通称「L-レッグ」と呼ばれる柔らかな曲線を描く脚部は、無垢材の脚部の上部に切り込みを入れて、薄い板を挟み加圧するという特殊な技術で加工しています。この技術はアアルトが試行錯誤を重ねて生み出した、木材の素材としての可能性を広げた革新的な技術でした。素材を活かした高いデザイン性を実現しながらも、強度にも優れたクオリティを両立しています。この特殊な技法はスツール60に続き、その後椅子やテーブルの脚に採用されアアルトデザインの原点となっていきます。
積み重ねた姿も、美しい
素材の持ち味を活かした高いデザイン性はもちろん、積み重ねも可能な実用性も兼ね備えています。スタッキングされた状態でも美観を損なうことがないため、そのデザイン性の高さもオフィスや公共の場で愛用される理由の一つです。