極限まで無駄を省いた、滑らかな曲線が美しいアームチェア

フランスのデザインデュオ、Ronan & Erwan Bouroullec（ロナン & エルワン・ブルレック）。2004年に発表した「Algue（アルギュ）」をはじめ、オブジェや家具など多岐に渡るジャンルで商品を提案し、Vitra（ヴィトラ）社のホームコレクションの拡大に大きく貢献しています。そんな2人が手掛けた2015年に発表したのが、こちらの「Belleville Arm Chair (ベルヴィル アームチェア）」です。

「ベルヴィル」という名前は、2人のスタジオがあるパリのベルヴィルから名づけられました。街にあるクラシックなビストロの装飾からインスピレーションを受け、この椅子が生まれました。脚部から背中までの一つのラインで成り立つ細長く黒いフレームと、緩やかな美しい曲線が特徴的な背座一体のフォルムは、眺める角度によって様々な表情を楽しめます。また、飽きがこないシンプルなデザインなので、家庭での使用はもちろん、オフィスやレストラン、公共施設など様々なシーンで活躍します。

適度な弾力を持つ背座一体の座面が、座った時に身体のラインに沿ってゆっくりと包み込み、長時間座っても疲れにくい仕様になっています。また、軽量な作りとなっているので、持ち運ぶ際に負担が少ないのもポイントです。

シェル型座面はポリプロピレン、成形合板の2種類の素材からお選び頂けます。ポリプロプレンは最大6脚、成型合板は最大5脚までスタッキングすることが可能なので、使わない時は簡単に積み重ねることができます。また、スタッキングされた状態でも美観を損なうことがありません。無駄を省いたフォルムと、用途や置く場所に合せて選べる座面部分のバリエーションは、チェアの新たな可能性を広げたロナン＆ブルレック兄弟渾身の新作と言えるでしょう。