バリエーション豊富な、快適な座り心地のチェア
20世紀の北欧を代表する建築家・デザイナー、Alvar Aalto(アルヴァ・アアルト)が1935年にデザインした「69 CHAIR(69 チェア)」。フィランド産のバーチ材が持つ素材の魅力を最大限に活かした、ぬくもり溢れる柔らかなフォルムが特徴です。広い座面と、しっかりと支えてくれる背もたれが快適な座り心地を実現しています。無駄のないシンプルなデザインが特徴的なベーシックタイプのダイニングチェアです。
アアルトがデザインした家具の特徴は、木を曲げる独特な手法にあります。通称「L-レッグ」と呼ばれる柔らかな曲線を描く脚部は、無垢材の脚部の上部に切り込みを入れて、薄い板を挟み加圧するという特殊な技術で加工しています。この技術はアアルトが試行錯誤を重ねて生み出した、木材の素材としての可能性を広げた革新的な技術でした。素材を活かした高いデザイン性を実現しながらも、強度にも優れたクオリティを両立しています。この特殊な技法はアアルトの代表作「スツール60」をはじめ、その他の椅子やテーブルの脚にも採用されており、アアルトデザインの象徴ともなっています。
バリエーションは全部で7種類。
「バーチ」、「ホワイトラミネート」と、アアルトがデザインしたフィンランドの結核療養所「パイミオ・サナトリウム」に用いられたカラー5色から選べます。 ライフスタイルやシーンに合せてお選びください。
木材の自然な表情を楽しめる“ワイルドバーチ”
2024年より、“ワイルドバーチ”仕様が仲間に加わりました。フィンランド語で「野生」や「自然そのままの状態」を表すその名の通り、木材に現れる節、芯に近い色の濃い部分、昆虫による形跡など、森林から生み出される2つとない様々な表情を楽しむことができます。2023年にSTOOL60のアニバーサリーモデルとして登場し、2024年よりラインナップの幅を広げ「Forest Collection(フォレスト・コレクション)」として定番ラインナップになりました。