世界中で支持され続ける、不朽の名作
ミッドセンチュリーを代表するデザイナー、チャールズ&レイ・イームズの代表作「Eames Arm Shell Chair(イームズ アーム シェルチェア)」。1948年にニューヨーク近代美術館(MoMA)が開催した「ローコスト家具デザイン 国際コンペ」のためにデザインされたもので、「デザイン性に優れ、安価で量産できること」を実現化した、背座一体型のプラスチックチェアの代名詞ともいえる作品です。洗礼された美しいデザイン、実用性、機能性までも兼ね備え、当時の素材や技術の粋を集約した名作チェアは、現在も世界中の人々を魅了し続けています。
製作した当時は木製の家具が主流で、プラスチックを素材として使用する事は一般的ではありませんでした。そんな時代背景の中、イームズ夫妻はコストや生産量、デザインの自由度の高さの魅力に着目し、幾度もの実験を重ね素材として可能性を追求した結果、このシェルサイドチェアにたどり着きました。
イームズアームシェルチェア最大の魅力は、素材を一体成型する手法を採用した美しいフォルムです。緩やかな美しい曲線を描くフォルムは、眺める角度によって様々な表情を楽しめます。
見た目の美しさだけでなく、椅子としての座り心地も考慮されています。適度な弾力を持つ背座一体の座面が、座った時に身体のラインに沿ってゆっくりと包み込み、快適な座り心地を実現しています。また、腰を預けるシートポケットは深く設計され、シート手前のエッジ部分は緩やかな曲線を描いているため、長時間座っても疲れにくい仕様になっています。
再生プラスチックになり、生まれ変わったカラーラインナップ
2023年、イームズプラスチックチェアは、産業廃棄物から再生されたプラスチック100%を使用したモデルに変更されました。さらに、シェルカラーも一新され全12色からお選びいただけます。