ユニークな3本脚が特徴的な真鍮製のテーブルクロック
ミッドセンチュリーを代表するデザイナーGeorge Nelson(ジョージ・ネルソン)が1947年にデザインした「Tripod Clock(トライポッド クロック)」。こちらはHerman Miller(ハーマン・ミラー)の息子が設立した時計メーカー「Howard Miller(ハワード・ミラー)」より発表された、ネルソンの時計の中でも初期の作品です。クラシックな輝きを放つ真鍮製のボディと、どこかコミカルな三本脚が魅力です。
1950年代のアメリカは経済の繁栄と物質的な豊かさを象徴する「現代」を生きていました。そんな時代の中、ネルソンは日常の中にモダンデザインを取り入れることに尽力。有名なボールクロックをはじめとする時計のデザインだけでも、実に数百タイプが実在すると言われています。
数字を排除し、時を刻む針とインデックスだけのシンプル構成。置いてあるだけでオブジェのように空間のアクセントになってくれます。“時計を見る”という何気ない行為も楽しみにしてくれる時計です。専用のボックスに入っているので、贈り物にしても喜ばれます。