ブラニフ航空のためにデザインされた、色鮮やかなオットマン
ミッドセンチュリーを代表するデザイナーの1人、Alexander Girard(アレキサンダー・ジラード)が1965年にデザインした「Wheel Ottoman(ホイール・オットマン)」。元々は“伝説のエアライン”と称されているブラニフ国際航空のトータルデザインを依頼された際に手掛けたコレクションのひとつでした。この時、ジラードは「The End of the Plain Plane(さよなら退屈な飛行機)」というキャッチフレーズのもと、ロゴマーク、ラウンジの家具から荷物用タグにいたるまで、実に1万7543点ものアイテムを手がけています。
残念ながらブラニフ航空は倒産して現存していませんが、2015年にHerman Miller(ハーマンミラー)社が当時のコレクションを復刻。ジラードらしい大胆でカラフルな配色が魅力のオットマンです。
フットレストや腰を掛ける椅子としてはもちろん、トレイなどを使えばコーヒーテーブルのように使うことも。用途や置く場所にも制限がないため、ホームから公共スペースまで幅広いシーンでお使い頂けます。ポリッシュドアルミニウム製の脚部は細くスッキリとした印象ですが、底面部分はしっかり支えられるようにどっしりとした作り。細かなところにもジラードのこだわりが感じられます。
バリエーションは、「ベック」から4色、「ジェイコブス・コート」から1色の全5種類。鮮やかな色彩と民芸から発想を得たモチーフは、どんなインテリアとも相性が良く、空間に様々な表情を与えてくれます。