形状はそのままに、小さくなった子供用のパントンチェア
名作パントンチェアに愛らしい「ジュニア」が仲間入り。パントンが当初より思い描いていた子供用の椅子を、2007年よりヴィトラにて製造しています。大人も顔負けなPanton Junior(パントンジュニア)は、大人でも軽く腰掛ける程度であれば十分な強度を持っています。玄関先のちょっとした荷物置きなどでも活躍しそうです。
デンマークのデザイナーVerner Panton(ヴェルナー・パントン)が1967年にデザインした、通称「Panton Chair(パントンチェア)」。1967年、世界で初めて作られた完全一体型の椅子として発表され、現在でも多くのファンを持つミッドセンチュリーを代表する名作となっています。
ヴェルナー・パントンがこの椅子を完成させるまでには、構想から10年以上もの歳月が費やされ、共同開発を行ったヴィトラにとっても自社初のオリジナル家具となった、両者にとって思い深い1脚です。
開発当時はまだ木製家具が主流で、プラスチックを素材として使用するには技術が追いつかない時代。それまでの椅子の概念を覆す、革新的なアイディアを取り入れたパントンチェアは、世界初の完全一体型の椅子として反響を呼び、その後プラスチックチェアの先駆けとなっていきました。
2021年、パントンジュニアのカラーがリニューアルしました。より現代の暮らしに合うカラーリングになっています。