心温まるエピソードから生まれた、愛らしいアヒルの親子
2004年にデンマークで設立されたホームアクセサリーブランド ARCHTECTMADE(アーキテクトメイド)。デンマークの建築家たちがまだ有名になる前にデザインしたオブジェを、卓越した職人の手によって現代に甦らせています。何世代にも渡って受け継いでいけるよう、3度にも渡る品質管理の工程を経て、長い年月耐えうるように作られています。
こちらの「Duck(ダック)」「Duckling(ダックリング)」は、アーキテクトメイドのアイコンとも呼べる代表的な作品です。愛らしいアヒルの親子の誕生は、あるストーリーがきっかけでした。
1959年、ラッシュアワーのFrederiksberg(フレデリクスベア)地区で、アヒルの一家が渋滞中の道路に入り込んでしまいました。それに気づいた警察官がすべての車と通行人を止めて、安全にアヒルたちに道を渡らせてあげました。この心温まるエピソードは翌日のニュースで大きな話題となり、このシーンを描いた観光用のポスターも作られました。
デザイナーのHans Bølling(ハンス・ブリング)は、このエピソードに感銘を受け、アヒルの一家をモチーフにデザインしたのが、このDuck、Ducklingでした。
上質なチーク材を使用し、職人の手作業で丁寧に作られています。そのため、木目の表情は2つとして同じものは存在しません。手元に届いたオブジェは、自分だけのもの。そんな一期一会を楽しんでいただければと思います。