「あしながおじさん」の意味をもつ、遊び心のあるデザイン
北欧のデザイナー、Ilmari Tapiovaara (イルマリ・タピオヴァーラ)が1951年に発表した「Lukki Chair(ルッキ チェア)」。「Lukki」とはフィンランド語で「あしながおじさん」という意味。有機的でどこか遊び心のあるデザインにぴったりなネーミングです。
Lukkiが生まれるきっかけとなったのが、1940年代後半に、ヘルシンキ工科大学の学生寮のための家具をデザインするコンクールでした。このコンクールから、タピオヴァーラのスチールと木材を組み合わせた家具への探求が始まり、誕生したLukki Chairは見事優勝を果たしたのです。現在は、タピオヴァーラの代表作のひとつとして、世界中で愛され続けています。
強度のあるスチールチューブと薄くて軽量な合板の座面を組み合わせたことで、軽量でありながら優れた耐久性を実現。特徴的な小さな肘掛けは、テーブルに椅子を引き寄せやすいことを考えてデザインされています。