アレキサンダー・ジラードが手掛けた、愛くるしいオブジェ
アメリカを代表するデザイナー、Alexander Girard(アレキサンダー・ジラード)。親交の深かったジョージ・ネルソンやチャールズ&レイ・イームズと共に、ミッドセンチュリー期のアメリカのデザインを支えた主要人物のひとりです。ジラードの主な作品はテキスタイルデザインでしたが、家具やグラフィック、建築などその活躍は多岐に渡ります。
こちらの「Silhouettes(シルエット)」は、元々1965年にニューヨークのレストラン「La Reserve(ラ・リザーブ)」の設計を依頼された際にデザインしたもの。ダイニングテーブルの間に配置し、テーブルコーディネートのアクセントとなるだけでなく、パーテーションとしての役割も考えられていました。残念ながらレストラン「ラ・リザーブ」の計画は実現しませんでしたが、ヴィトラデザインミュージアムが保有していた図面をもとに、 ジラード財団の協力を経て、オブジェとして製品化されました。
バリエーションは、踊っているようなしぐさを見せる「Bull(ブル)」と笑顔を見せる「Mermaid(マーメイド)」の2種類。眺めていると、その愛くるしい姿に思わず笑みがこぼれてしまいます。豪華な木製の専用ボックスに入っているので、贈り物にしても喜んでいただけるはずです。