PH Water Pomp (ウォーター・ポンプ)待望の復活
2017年「PH 3 1/2-3 琥珀色ペンダント」、2018年「PH3/2 琥珀色 テーブルランプ」につづきまして、今年2019年は「PH 3/2琥珀色ガラスフロアランプ」の数量限定発売が決定いたしました。今回は、1957年に発売されていた「Water Pomp(ウォーター・ポンプ)」のリミテッド・エディションとなっています。アームがシーソーのように動くことからこの名がつけられたようです。
Poul Henningsen(ポール・ヘニングセン)によってデザインされた当時のオリジナルは読書ランプとして戦前のモデルの改訂版として発表。光源の眩しさを抑え、光の質を高めるためにヘニングセンが1926年に考案したアイコニックな3枚シェードが用いられ、トップシェードはイエロー(内面はホワイト)のメタル製、ミドルとボトムシェードは乳白色ガラス、ベースには光沢ある真鍮が採用されていました。夕刻の読書や編み物に最適な照明として、当時は使われていたようです。 今回のリミテッド・エディションでは、シェードに琥珀色の吹きガラスを採用し、機能美と造形美が一層引き出されています。
金属部分は真鍮、ヘアライン仕上(無塗装)となっています。真鍮の表面は塗装をしていないため時間の経過とともに味わい深く変化していきます。開梱時すでに変色・斑点などが見られる場合がありますが、素材本来の性質であり製品不良ではございませんのでご安心ください。
柔らかい光を作る、琥珀色の吹きガラス
琥珀の色合いの吹きガラス、光沢を持ったガラス表面、マット状にサンドブラストされたガラスの内側。これらの素材と仕上げが光を柔らかく反射・拡散します。数学的な計算の元にデザインされた3枚のガラスシェードは、光を下方に集める機能的なフォルムですが、光は上方にも透過し空間全体を柔らかく照らします。
シェードを1本の支柱で支える現行のフロアランプとは表情を変え、インテリアの主役となるような個性が滲むデザインが目を惹きます。無機質なものづくりが主流となっている現代こそ、手仕事の温もりが垣間見れるデザインは永く愛用したい逸品です。真鍮の美しい経年変化も、使い手だけが味わえる秘かな楽しみになることでしょう。 北欧ヴィンテージの家具との相性も抜群です。
全国250台限定、例年好評のシリーズとなっていますので、この機会をお見逃しなく。