ユーモア溢れるジラードの作品を、ご自宅で
Alexander Girard(アレキサンダー・ジラード)は、、George Nelson(ジョージ・ネルソン)、Charles Eames(チャールズ・イームズ)と並び、戦後のアメリカデザイン界の巨匠として広く知られています。1952年からHerman Miller(ハーマンミラー)社のテキスタイル部門を率いていたジラードは自社製品向けのファブリック・デザインを数百点以上手掛けただけでなく、建築家、グラフィック及びエキシビジョンデザイナー、コレクター、さらには自らも家具のデザインに乗り出すなど多方面で活躍した人物です。
数多くの作品の中で、Metal Wall Relief (メタルウォールレリーフ)は、ニューメキシコのSanta Fe(サンタ・フェ)で設計した自邸など、数多くのプロジェクトのために手掛けた壁面装飾の一つ。この街は、かつて、Georgia O'Keeffe(ジョージア・オキーフ)などのアーティストや作家がこぞって集まり、愛した場所でもあります。
Masic Snake(マジックスネーク)は、1968年にテキサス州のサンアントニオで開催された国際的な博覧会「Hamis Fair 68」における、フォークアートにまつわる展示のためにデザインされ、ファサードの上に象徴的なモチーフとして掲げられ、展覧会カタログにも登場しています。
そしてこの度、2019年Vitra社より復刻を果たし「Metal Wall Relief Masic Snake(メタルウォールレリーフマジックスネーク)」として豊かな色彩を纏い、現代に蘇りました。 ユーモア溢れるジラードの作品を、ご自宅にひとつ、取り入れてみてはいかがでしょうか。 見る人の心をつかみ笑顔をもたらしてくれること、間違いなしです。