高度な技術による繊細なプリーツが魅力のランプシェード
1943年に設立された照明ブランド「LE KLINT(レ・クリント)」。ブランド誕生のきっかけとなったのは、デンマークの建築家 P.V.イエンセン・クリントが作ったランプシェードでした。趣味の延長で作ったプリーツをつけたシェードが高く評価され、その精神を受け継いだブランドとして息子であるTage Klint(ターエ・クリント)が立ち上げました。60周年を迎えた2003年には、デンマーク王室御用達にも選定されるなど、世界中で長く愛され続けています。
レ・クリントのランプシェードは、1枚のプラスチックシートを熟練した職人がひとつひとつ手で折って作っています。「基礎技術を取得するのに3年、1人前になるのに10年以上」と言われているほど、レ・クリントのシェードを作るのには高い技術が必要です。ハンドクラフトならではの滑らかな曲線を描くフォルムと暖かみのある光が、空間を優しく包み込みます。また、彫刻のように美しいデザインは、消灯時もインテリアのアクセントとなってくれます。
こちらの「LAMELA(ラメラ)」は、Hallgeir Homstvedt(ホールゲール・ホムストヴェット)とJonah Takagi(ジョナ・タカギ)のユニットが手掛けたシリーズ。キノコの傘の裏にあるヒダからインスパイヤされてデザインしたもので、細かくつけられたプリーツが特徴です。キノコのヒダの生物学的名称が「ラメラ」であったことから、この名前が付けられました。この繊細なプリーツを再現するために用いたのが「プリッカ」という技術。無数のプリーツを折り上げ、頂点を作らずに湾曲させる「プリッカ」は、レ・クリントの中でも特に高度な技術を要するため、近年の製品では用いられることがなかったのだそう。ディテールまでこだわり抜いて作られたラメラのプリーツは、シンプルなフォルムのアクセントとなっています。
バリエーションは、横長に丸みを帯びた「ラメラ1」「ラメラ3」と縦長に伸びた「ラメラ2」「ラメラ4」の全4種類。同系のかたちで揃えれば統一感のある空間を、形状の異なる種類で組み合わせればアクセントの効いた空間を演出できます。さらに、上部・下部に取り付けられているリングは「アルミニウム」「ゴールド」「ブラック」の3種類からお選びいただけます。 使用する空間や好みに合わせてお選び下さい。