ポール・ケアホルムの名作「PK1」がペーパーコード仕様で復刻
Poul Kjærholm(ポール・ケアホルム)が1955年に手掛けた自身初となるダイニングチェア「PK1」。オリジナルはE. Kold Christensen(コル・クリステン)が籐張り仕様にて製造、その後PP Møbler(PPモブラー)が引継ぎ、2017年からはCarl Hansen&Søn(カールハンセン&サン)よりフラッグハリヤード仕様にて製造されていました。一度は廃盤になったものの、2023年にFSC認証のペーパーコード仕様として復刻しました。
ケアホルムがはじめて手掛けた椅子は、スチールのフレームに有機的な素材を編み込むという斬新なアイディアから生まれました。このアイディアは「PK25」や「PK4」といった、PK1をデザインする以前の作品から受け継がれています。無駄を省いた無機質なデザインにソフトな印象と快適さを与えるために考えられた、ケアホルムらしい作品といえます。
座面と背もたれの仕上げは、熟練した職人によって編み込まれたペーパーコード。約180cmのペーパーコードを15時間の手作業で編み込み完成させています。前から見ても後ろから見て同じように見える細かく複雑な編み方は、オリジナルの籐張り仕様からインスピレーションを受けて、特別に考案されたものなのだそう。耐久性の高いペーパーコードを密に編み込んでいるので、座面や背面が傷みにくい上にスタッキングすることも可能です。軽やかな印象ですが、ケアホルムのアイディアとカールハンセン&サンの専門的な技術がなければ成しえない逸品です。
フレームはブラックパウダーコーディングスチールとステンレスブラッシュドスチールの2種類からお選びいただけます。 自宅のダイニングはもちろん、レストランやカフェ、ホテルなど様々なシーンで活躍します。