美しい彫刻のような脚を持つ、ネルソンの名作デスク
デザイナーのGeorge Nelson(ジョージ・ネルソン)が1958年に発表した「Nelson Swag Leg Desk(ネルソン スワッグ レッグ デスク)」。美しく優雅なカーブを描く脚部と、カラフルな仕切りがアクセントになっています。“美しい彫刻のような脚を持った家具を作りたい”というネルソンの想いから誕生した、名作のひとつです。
このデスクの特徴である細身で美しい脚は「swage(スウェージ)加工」という技法を用いています。金属製のチューブに圧力をかけ、先に行くにつれて細くなるようにしながらカーブをつけるものです。ネルソンはこの脚部をウォールナット材の横板で繋げることで、安定性と耐久性の高いベースを完成させました。
コンパクトなデスクは、ノートパソコンやiPadを置いて使うのに丁度良いサイズ。アクセントになっているデスク上のカラフルな仕切りにはメモ帳や電卓を収納したり、広い仕切りにはノートパソコンをそのまま収納することも。細々とした小物をまとめるのに便利なプラスチック製の引き出しや、配線ケーブルを通すグロメットなど、コンパクトながら申し分ない機能が備わっています。発表されたのは60年以上前になりますが、まるで現代の電子機器に対応しているかのような作りにも驚きます。さらに場所を取らない上にスッキリとしたフォルムで圧迫感がないので、リビングの一角など省スペースで使うことができます。
ただ置いてあるだけでもインテリアを引き締めてくれる、美しいネルソンのデスク。 自宅に自分だけの心地よい空間を作りましょう。