環境に配慮した、再生プラスチックで作られるティプ トン

イギリスのデザイン・ユニットBarber Osgerby（バーバー・オズガビー）が手掛けたTip Ton（ティプトン）に、再生プラスチックで作られた新たなモデル「Tip Ton RE（ティプ トン リ）」が加わりました。
ティプ トン リは、主に家庭から回収された使用済みのプラスチック容器からリサイクルされた素材を使用して作られています。石油を原料とするプラスチックと比較してCo2の排出量が54％減少し、エネルギー消費量が大幅に削減されます。
素材の風合いはそのままに、細かい斑点が見られるのが特徴です。シックなダークグレーは、どんなインテリアにも馴染みます。

Tip Ton（ティプトン）は、 イギリスの町・ティプトンに創設されるRoyal Society of Arts Academyのためにデザインされました。人間工学の考え方を機能ではなく「形態」に取り入れた、新しい発想の椅子です。

開発にあたり調査を重ねていく中で、学習する姿勢と学校用の椅子の形態にギャップがあることに気づきます。現代の学習環境に最適な椅子を作るために試行を重ね、約3年の月日をかけて完成させたのが、この「ティップトン」でした。

脚部の先端に9度の傾斜を設けることによって、体重移動により姿勢を安定したまま前傾することができます。通常のオフィスチェアに付随している前傾機能は、レバーなどで操作することにより作動しますが、ティプトンの場合は体重移動という動きをデザインに取り入れています。このシンプルな発想により、見た目にも美しい形態を実現しました。

図書館などの公共施設やミーティングルームにはもちろん、自宅のパソコンチェアとしても人気が高い椅子です。機能性・デザイン性の両方を備え持つティプトンは、様々なシーンでご使用いただけます。