世界の海で起きている問題を解決する、再生プラスチックの椅子

地球環境活動とデザインの両立を目指す家具ブランドmater（メーター）の「Ocean（オーシャン）」シリーズ。このシリーズが生まれたのは、世界中の海で起きている問題がきっかけでした。
これまで、世界中の漁師が使えなくなった漁網を海洋投棄し、問題となっていました。デンマークでプラスチックの研究を行うPLASTX社が漁網と海洋廃棄プラスチックを混ぜ合わせた再生プラスチックの開発に成功。その素材を使い、メーターと協力して完成したのが、このオーシャンシリーズです。

デザインは、デンマークの女性デザイナーNanna Ditzel（ナナ・ディッツェル）。彼女が1955年に発表した屋外用の家具を、メーターが再生プラスチック製にしたものです。美しいデザインはそのままに、サステナブルな家具として新しく生まれ変わりました。
オーシャンシリーズは、“デンマークで最も美しい美術館”ともいわれるルイジアナ美術館のミュージアムカフェでも使用されており、世界中で注目されています。

Ocean Chair（オーシャンチェア）は、ストライプ状に配置された背座と、アームと脚を担う1本のチューブのみで構成されたシンプルなデザイン。オリジナル同様に屋外での使用はもちろん、カフェやオフィスなどにもしっくりと馴染んでくれます。軽量で持ち運びやすい上に、最大6脚まで積み重ねが可能。見た目の美しさと使いやすさを兼ね備えた家具です。

バリエーションは、「ブラック」と「サンド」の2種類に加えて、カールスバーグ社の使用済みビール樽を再生したプラスティックを使用した「OCグリーン」、さらに2024年より使用済みの電子廃棄物の混合プラスチックを使用した「バーントレッド」が加わりました。いずれも日本仕様になっており、デンマークで使用されているものより座面が低く使いやすくなっています。使用する場所や好みに合わせてお選び下さい。