ミラノ・トリエンナーレでグランプルを受賞した、ポール・ケアホルムの代表作
デンマークのデザイナーPoul Kjærholm(ポール・ケアホルム)が1956年に発表したイージーチェア「PK22」。 1957年にはミラノ・トリエンナーレでグランプルを受賞した、ケアホルムの代表作です。派手な装飾を一切省いたシンプルなデザインで、真横から見るとまるで線画のようなシャープなフォルムが特徴です。
細いスチール脚に傾斜したL字型の背座…どことなく「バルセロナチェア」を思わせるデザインです。ケアホルムは建築家Mies van der Rohe(ミース・ファン・デル・ローエ)から影響を受けており、ミースの名作「バルセロナチェア」を超える作品を作るべく、改良を重ねて誕生したのが、この「PK22」でした。脚部を溶接しているバルセロナチェアに対して、PK22はフラットなスチールバーでシート部分とねじ止めできるノックダウン構造を採用。ケアホルムらしい生産性にも考慮したミニマルな作りになっています。
広く取られた座面と、程よく傾斜のある背もたれが、快適な座り心地を実現。座面は籐、キャンバス、レザーから選ぶことができ、それぞれ異なる質感を楽しめます。
長く愛され続けているイージーチェアの名作を、是非ご自宅で堪能してください。