究極にシンプルな球体型のテーブルランプ
イギリスを代表するデザイナー、Japser Morrison(ジャスパー・モリソン)。“スーパーノーマル”という独自のデザイン哲学を追求し、無駄を省きながらも重要な機能をしっかり活かした作品を数多く発表しています。
2006年にFLOS(フロス)より発表した「GLO-BALL(グローボール)」も、ジャスパーの哲学に基づいてデザインされています。
一見するとシンプルな球体の照明ですが、正円ではなく少し横長に作ることでデザインのアクセントにしています。また、ランプを挿入するための開口部を極限まで小さくし、ガラスグローブ全体が余すことなく発光するよう工夫されています。グローブに一切影が映らないので、360度どこから見ても美しいフォルムを保ちます。
ガラスグローブの表面は、きめの細かい酸化処理を施しており、なめらかで均質な風合いに仕上がっています。高度なクラフツマンシップによる吹きガラスの技法を用い、グローブの厚みを薄くて均質にすることにより、発光した際に暖かく優しい上質な光を灯します。どこか提灯などを思わる球体型の照明は、和洋問わずあらゆる空間に馴染みます。