ダイヤモンド型の文字盤と幾何学模様のベースが特徴的なウォールクロック
ミッドセンチュリーモダンを代表するデザイナーGeorge Nelson(ジョージ・ネルソン)。個性的な時計を数多くデザインしており、中でも1948〜60年に発表した「ウォールクロック」シリーズは、その多くがデザインのアイコンになるなど、世界的に高い評価を受けています。既成概念に捉われないその高いデザイン性は、誕生から半世紀経った現在でも色褪せることはなく私たちを魅了し続けています。
2021年に発表された「Diamond Makers Clock(ダイアモンド マーカーズ クロック)」は、ダイヤモンド型の文字盤と幾何学模様のベースが目を引くデザインです。さらに、ダイヤモンド型の短針と細長い長方形型の長身は中心から伸びているのではなく、ベースの外から中心へ向かって指しています。まるで針が浮いているかのようなアイディアからも、遊び心豊かなジョージ・ネルソンらしさが感じられます。