温かみのある空間を演出する、ファブリック仕様のドットスツール
デンマークのデザイナーArne Jacobsen(アルネ・ヤコブセン)が1954年に発表した3本脚のスツール「DOT(ドット)」。ヤコブセンが手掛けた“ルードブレ市庁舎”のロビーの待合席として使用されていました。4本脚のスツールは1970年に登場して一度は廃盤になりましたが、2009年に復刻しています。オフィスや自宅での普段使いはもちろん、予備の椅子としても使いやすいシンプルなデザインが魅力です。
こちらは、ラフ・シモンズがKvadrat(クヴァドラ)のためにデザインしたファブリック「Ria」を張地として使用したモデル。精密な点状に置いた絵具から鮮やかな色彩が生まれる「点描」という技法からインスピレーションを得てデザインされたものです。ベースは単色の細い糸で構成され、その隙間に2色の太い糸を編みこむことで、細かなドット柄を表現しています。落ち着きのある2種類のカラーは、いずれも空間に温かみを与えてくれます。