様々な表情を見せてくれるコーア・クリントのロングセラー
“デンマークモダンの父”と称され、ポール・ケアホルムやボーエ・モーエンセンといったデザイナーたちに多大な影響を与えた建築家 Kaare Klint(コーア・クリント)が、1945年に発表したランプ「Model 306」。
日本の折り紙を思わせるシェードは、1枚のプラスチックシートを熟練した職人が丁寧に折って作っています。明かりをつけると美しい陰影が生まれ、柔らかな光を放ちます。真鍮製の本体は、まるでコードを垂らしたようなフォルムになっており、ランプが宙に浮いているように見えるユニークなデザインです。
有機的なデザインは、見る角度によって様々な表情を見せてくれます。さらに、輪になっているベース部分を壁に取り付けることでブラケットランプに。使い方によって異なる表情を見せてくれる、斬新なアイディアが魅力です。
「基礎技術を取得するのに3年、1人前になるのに10年以上」と言われているほど、レ・クリントのシェードを作るのには高い技術が必要です。ハンドクラフトならではの滑らかな曲線を描くフォルムと暖かみのある光が、空間を優しく包み込みます。