アアルトデザインの象徴と言える「L-レッグ」を使用した子供用チェア
「Children's Chair N65(チルドレンズチェア N65)」は、すっきりしたラインとシンプルな構造が特徴です。バーチ材の合板によるやや低めの背もたれはテーブルや机の下に椅子をしまいやすく、さらに人の身体に沿うよう緩やかにカーブは描き、腰掛ける人の背中を優しく受け止めます。チルドレンズチェア N65は、アルヴァ・アアルトが開発した「L-レッグ」と「スツール 60」の丸い座面が部品として使われています。日々の暮らしだけでなく、公共施設や教育機関での使用にも適したこのチェアは、フィンランドにおいては何世代にも渡り子供たちの暮らしの一部として親しまれています。
アアルトがデザインした家具の特徴は、木を曲げる独特な手法にあります。通称「L-レッグ」と呼ばれる柔らかな曲線を描く脚部は、無垢材の脚部の上部に切り込みを入れて、薄い板を挟み加圧するという特殊な技術で加工しています。この技術はアアルトが試行錯誤を重ねて生み出した、木材の素材としての可能性を広げた革新的な技術でした。素材を活かした高いデザイン性を実現しながらも、強度にも優れたクオリティを両立しています。この特殊な技法はアアルトの代表作「スツール 60」をはじめ、その他の椅子やテーブルの脚にも採用されており、アアルトデザインの象徴ともなっています。
脚部をバーチ材で仕上げた「ナチュラルラッカー」「ホワイトラミネート」「ブラックリノリウム」がございます。ライフスタイルやシーンに合わせてお選びください。