鮮やかなクチバシが特徴的な、カイ・ボイスンの木製オブジェ
デンマークのデザイナー、Kay Bojesen(カイ・ボイスン)。Georg Jensen(ジョージ・ジェンセン)での修業を経て、銀細工師としてのキャリアをスタートさせます。1938年に発表したカトラリー“Grand Prix(グランプリ)”シリーズは、デンマーク王室御用達として世界的に高く評価されています。
そんな銀細工師としての活躍と並行してカイ・ボイスンが没頭していたのが“木製の玩具づくり”でした。長男の誕生を機に子ども向けのデザインに興味を持ち、玩具の製作を開始。「動物のデザイン上の線(line)は笑み(smile)にならなければならない」「木製の動物は本物の動物の真似であってはならない」という信条のもと、1951年にデザインした「モンキー」をはじめ、さまざまな動物の木製オブジェをデザインしました。
こちらの「パフィン」は、1954年にデザインされたもので、2015年に復刻されました。 アイスランドなど寒い地域に生息する海鳥のパフィン(ニシツメドリ)がモチーフとなっています。パフィンは、鮮やかな色合いのくちばしと、陸地ではペタペタとまるでペンギンのように歩く姿が特徴。カイ・ボイスンがデザインしたオブジェは、特徴をとらえつつもより愛らしくデザインされています。
首が360度回転するので、好きな角度に首を振ってあげるだけで様々な表情を見せてくれます。鮮やかな塗装がされたパフィンは、ただ置いてあるだけでも目を引きます。お気に入りの表情をぜひ見つけてみてください。
素材にはFSC認証を獲得したビーチ材を使用。FSCとは適切に管理された森林を認証する国際的な認証制度のこと。認証された木材を使用することで森林の破壊や劣化を招くことなく、森の保全に貢献しています。