シンプルでありながら彫刻的で美しい ケアホルム最後の作品
デンマークのデザイナーPoul Kjærholm(ポール・ケアホルム)が1979年にデザインした「PK15」。こちらは、ケアホルムが手掛けた最後の作品で、彫刻的な美しさとディテールへのこだわりが詰まった集大成といえる椅子です。
一見するとシンプルな見た目ですが、無垢材を複雑に曲げる高度な木工技術を用いて作られています。2つの木製フレームを組み合わせることで脚と背もたれを成型するという、少ないパーツを機能的に使用するアイディアにケアホルムらしさを感じます。過度な装飾がなく余白を活かしたデザインは、どんな空間も圧迫することなく馴染みます。座面はフレンチケーン(籐)張りを採用。座ると程よく沈み、使うほどに体にフィットします。より快適に座っていただけるように、レザーを使用したシートクッション付きもございます。
カラーはシックな印象の「ブラック」と温かみのある「アッシュ」の2種類。それぞれ雰囲気が異なりますので、空間に合せて選んでいただいたり、2色を組み合わせて使うことでアクセントとして楽しんでいただくこともできます。
彫刻的な美しさがありながらも、暮らしに馴染むデザイン。ケアホルムが生涯突き詰めてきたデザインとディテールへのこだわりをこのPK15で感じていただければと思います。