アルテック創業時から生産され続けている、アアルト初期の名作
フィンランドを代表するデザイナーのひとり、Alvar Aalto(アルヴァ・アアルト)が1929年に発表した「611 チェア」。アアルト初期の作品であり、Artek(アルテック)創業から変わることなく生産され続けています。過去には板座、ファブリックやレザーのクッション仕様のものもありましたが、現行品はウェビングテープを採用しています。
縦横に配置されたリネンのウェビングテープを編み込まれた座面と背もたれは、座りと程よくしなり体にフィットします。ウェビングテープは交換することができるので、何代にも渡って受け継いで使い続けることのできるチェアです。
一見するとシンプルで直線的なフレームですが、真横から幕板が少し湾曲しながら斜めに配置されています。さらに、背もたれを兼任する後ろ足は座面付近で折れ曲がって斜めに沿っています。座った時のフィット感やゆったりと座れる快適性を考えた、アアルトこだわりのフレームだということがわかります。
611 チェアは、豊富なカラーバリエーションも魅力のひとつです。ナチュラルラッカーは6色の、ブラックラッカーは3色のウェビングテープから選ぶことができます。自宅のダイニングチェアとして使うのはもちろん、ホテルや商業施設などあらゆるシーンで活躍します。