使い心地と美しさを兼ね備えた、折りたたみチェアの名作
デンマークのデザイナー Mogens Koch(モーエンス・コッホ)が、1932年にデザインした「MK FOLDING CHAIR(フォールディングチェア)」。デンマークの教会で使用する補助椅子のコンペ用にデザインしたもので、古典的なディレクターズチェアから着想を得ています。X字の脚が特徴的ですが、発表当時のデンマークではこのようなデザインの椅子は普及しておらず、商品化されることはありませんでした。その30年後、デンマークモダンの世界的なブームとなった1960年代に製品化され、人気を博しました。
モーエンス・コッホのフォールディングチェアは、簡易的な折りたたみチェアとは一線を画す美しいデザインが魅力です。フレームにはオイル塗装を施したオーク材、背座にはキャンバス、アーム部分にはヌメ革、金具には無塗装の真鍮を使用しています。この異素材の組み合わせが絶妙で、ダイニングチェアやラウンジチェアとして使っても空間を引き立ててくれます。またキャンバスや革、真鍮は使い込むほど風合いが増し、年を重ねるごとにその表情を変えていきます。
座面や背もたれは、両端のフレームを繋ぐように取り付けられたキャンバスのみ。一見すると不安定に感じるかもしれませんが、余計なフレームがないことで体にフィットして快適に座ることができます。また、折りたたみの構造にも注目です。前後の脚を真鍮リングに通しており、リングが上下することで折りたためるシンプルな作りになっています。美しさだけでなく、使い手のことを考えられた機能面もこのチェアの魅力といえます。
座り心地、使いやすさ、そして美しさ。
全てを兼ね備えたモーエンス・コッホのフォールディングチェアを、是非ご自宅で体感してください。ホームユースとしてだけでなく、レストランやホテル、商業施設など様々なシーンで活躍してくれます。
真鍮(無塗装)に関して
無塗装の真鍮は、表面は塗装をしていないため生産時から変化が生じます。開梱時すでに変色・斑点などが見られる場合がありますが、素材本来の性質であり製品不良ではございませんのでご安心ください。
木製家具に関しまして
こちらの家具は、天然木材を使用しておりますので、木目に個体差がございます。
掲載写真と実物の木目について異なる場合がございますが、木目による返品交換は出来かねますので ご購入時にご理解いただけますようお願い申し上げます。