グルントヴィークス教会で使用されているクリントの名作が復活
デンマークモダンデザインに多大な影響を与えた建築家兼デザイナーのKaare Klint(コーア・クリント)。デンマーク王立芸術アカデミーの家具科の初代教授として数多くのデザイナーを輩出したことでも有名です。また、自身もデザイナーとして“サファリチェア”や“プロペラチェア”といったデンマークモダンの名作家具を手掛けました。
2024年は、デンマーク王立芸術アカデミーの家具科の設立100周年。それを記念して、クリントが1936年に発表したChurch Chair(チャーチ チェア)が「Klint Chair(クリントチェア)」として復活します。
Church Chairは、クリントの父で建築家のペーダー・ヴィルヘルム・イェンセン=クリントが手掛けたグルントヴィークス教会のためにデザインしたもので、今でも教会内で使用されています。チェアのデザインは、アメリカのシェーカー家具やヨーロッパの教会椅子、イギリスのカントリーチェアなどからインスピレーションを得ています。2004年までFRITZ HANSEN(フリッツ・ハンセン)で製造されていましたが、その後は教会、そしてヴィンテージ市場でしか見ることができなくなりました。
20年の時を経て、Fredericia(フレデリシア)より復活するチャーチ チェアは、教会だけでなく日常の暮らしの中にも適したデザインであることから、“クリント チェア”という名前で復活させました。洗練されたデザインはどんなチェアやテーブルとも馴染み、丁寧に編まれたペーパーコードの座面は、程よくしなり快適な座り心地。J39やCH24といったデンマークの名作チェアと組み合わせてもしっくり馴染みます。
バリエーションは「オーク ブラックラッカー」「オーク ソープ」「オーク オイル」の3種類。アームあり・なしから選べます。コーア・クリントがデザインした歴史的名作を、是非ご自宅で体感してください。