ヴィブケ・クリント、最後のデザイン
20世紀のデンマークを代表する職工でありデザイナーのVibeke Klint(ヴィブケ・クリント)による手織りのラグ。幾何学模様とモダンな配色が特徴的なテキスタイルは、1980年代にコンサートホールや大使館、省庁、教会の装飾などあらゆる建造物に収められました。
こちらの「VK-10」は2000年初頭に発表したヴィブケ・クリント最後のデザイン。彼女が好んで用いた「稲妻」と「ネズミの階段」のパターンを組み合わせています。黒と茶色がかったグレーを組み合わせたカラーは、重たくなりすぎずどんな空間にも馴染みます。そのディテールには、ワープレップ織りと平織りの技術が駆使されています。熟練した職工にしかできない難しい組み合わせ技です。
横糸はイギリス産ウール、縦糸はニュージーランド産の羊毛を素材に使用。ウールは天然の脂分が含まれており、汚れにくくお手入れも簡単です。また、ヴィブケ・クリントのラグはすべてインド北部の熟練した職工たちによって丁寧に織られています。手仕事のならでは味わいを楽しめるのも、こちらのラグの魅力にひとつです。
こちらのラグはGoodWeave Internationalの認証を受けています。これは、児童労働を使用しない、持続可能で倫理的な生産を行っていることを証明するものです。見た目の美しさだけでなく、製造に至るまでこだわりを持って作られています。