コラム:「Vitra(ヴィトラ)」ってなんだろう?:Vitra Haus/[すべて正規品]デザイナーズ家具・ブランド家具通販・北欧家具通販【H.L.D】

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コラムVitra ってなんだろう? > Vitra haus

No.01

Vitra Haus
ヴィトラハウス

text: H.L.D. スタッフ 清水

ヴィトラキャンパスは、過去2回、2012年と2018年に訪問しました。
ドイツ郊外に位置しているため、電車を乗り継ぎバスを乗り継ぎ、途中「本当にこんなところにあるのだろうか」と、 広がる田園風景に不安な気持ちを過らせながらも1時間程で無事到着。まずはVitra Haus(ヴィトラハウス)へ向かいます。

Vitra haus

「Haus」はドイツ語で「家」を意味しています。
イエガタが積み重なった、その名のとおり「Vitra(ヴィトラ)の家」です。

Vitra haus

Vitra haus

この建物を設計したのは、建築家Herzog & de Meuron(ヘルツォーグ&ド・ムーロン)。
Jacques Herzog(ジャック・ヘルツォーク)とPierre de Meuron(ピエール・ド・ムーロン)の2人組ユニットです。
実は彼ら、ヴィトラキャンパス同郷のバーゼル出身ということをご存知でしたでしょうか?
幼少の頃から大の親友であり、スイス連邦工科大学で建築を学んだ後、1978年から共同の建築設計事務所を開設し現在も世界各国で活躍しています。2001年にはプリツカー賞を受賞し、(余談ですが、2019年は磯崎新さんが受賞。丹下健三、槇文彦、安藤忠雄、妹島和世+西沢立衛、伊東豊雄、坂茂に続き、日本人として8人目の受賞者でした)2007年には世界文化賞建築部門を受賞しています。日本でも、東京・プラダ青山店を設計、2008年北京オリンピックメインスタジアム「鳥の巣」も記憶に新しい建築です。

Vitra haus

Vitra haus

Vitra haus

建築内部はとても不思議な空間で自分がどこにいるのか分からなくなってしまいます。
12棟の長方形切妻形状の家で成り立ち、5層の構造を成すために様々な角度で交差させているため、1階2階という平面的な概念ではなく、構造と空間が一体となった構成です。階段を登ったかと思えば下へ降りたりと、家具は日頃から見慣れているせいか目がいくのはついつい空間。「0階」とはいったいどこなのか、気になります。

Vitra haus

Vitra haus

階段の曲線も優美。白い空間に木の柔らかさが際立ち天からの光と影の陰翳が幻想的でした。光といえば、どの空間にも光が「斜め」に入るため自然な演出効果があります。日本ではあまり見られない光景かもしれません。ヨーロッパの太陽高度が絶妙なのでしょうね。

Vitra haus

Jean Prouve(ジャン・プルーヴェ)がデザインしたCompas Direction(コンパスディレクション)にOrganic Chair(オーガニックチェア)を合わせたコーディネートが素敵でした。この椅子の座り心地と本を読む時のアーム位置がとてもよく、お気に入りです。

もう一つ。空間の良さが最大限に発揮されるよう窓詳細の納まりが丁寧に施されていました。
サッシが見えないよう床よりも1段下げた場所に設けられ、「切り取られたイエガタの光」を見せていました。

イームズハウスバード、並べての陳列が可愛らしいです。

Vitra haus      

突如出現した「三角形」は階層部の切妻屋根です。本当にイエガタが積み重なっていることが内部から見て取れます。
屋根部分にはディスプレイボードを兼ねた黒板として実際に使われていたり、坂を活かして空間を仕切っていたりと、構造を内装空間に取り入れることで多様な場所が演出されていました。屋外では1個体それ自体が屋根のような軒のような役割をしています。

Vitra haus

Vitra haus

こんなところからペンダントライトを吊り下げるとは、この空間もとても良かったです。

サインも丁寧に計画されていました。驚いたのはエレベーター内です。
下層部の●はおそらく養生ですが、新築マンションによく張っている「青い養生」までもがデザインされていました。
「家具を展示する」というよりは、空間全体で”Vitta”というブランドをプレゼンテーションしているという印象です。

ヴィトラを”Vitra”らしくしているのは、間違いなくカラーコーディネートだと思います。
多彩な色づかいにも関わらず、空間としてまとめる力は本当に勉強になりました。
「家は住まい手のアイデンティティを表現する空間」と、ヴィトラはよく話していますが、自分の好きな色、家具、小物、それらを自由に組み合わせることでお気に入りの空間が生まれ、住まうこと、暮らすことが楽しくなる、そんなことを教えてもらえた気がします。

Vitra haus

Vitra haus

ベット?ではなかったようです。
Cork Family(コルクファミリー)の大集合。ユーモア溢れるアイディアが、いいですね。
コルクファミリーは、その名のとおりコルクでできているのですが想像以上にしっかり硬くてスツールとしても十分座れる強度を持っています。

Vitra haus

Vitra haus

内部をひととおり見終えて外へ出ると外壁一部が木で仕上げられていました。木々の影と木材のコントラストが美しくお気に入りポイントです。積み木の下は大きな軒のようになっていてカフェスペースが設けられており、ここで一息つきます。この日は本当に天気がよく青空と緑豊かな芝生、そして色とりどりのイームズエレファントが群れを成し遊ぶ姿に、癒されました。

家具・インテリアの視点からも建築の視点からも魅力的なこれぞ正に「ヴィトラの家」を存分に楽しんで、次へ向かいます。

Vitra haus

Vitra haus

Vitra haus


建築概要

設計:Herzog & de Meuron(ヘルツォーグ&ド・ムーロン)
竣工:2010年
展示スペース:3000
材質:コンクリート、黒プラスター塗装
用途:
Vitraホームコレクションショールーム ショップ旗艦店、ウェルカムエリア、カフェを包含、イームズラウンジチェアの工房、お客様との打ち合せや休憩のためのビジネスラウンジ、デザインミュージアムショップ



番外編:ちょっと気になったものたち

  • Vitra haus

    ▲足元にもメッセージ

  • Vitra haus

    ▲カーテンのドレープとステッカー

  • Vitra haus

    ▲置き手紙のような展示POP

  • Vitra haus

    ▲照明のプレゼンBOXとイサムソファ

  • Vitra haus

    ▲ジラード モノクロ&モノクロ

  • Vitra haus

    ▲配線の取り方までこだわっています

  • Vitra haus

    ▲AKARI アートな照明

  • Vitra haus

    ▲もしかしてイームズペーパーナフキン?

  • Vitra haus

    ▲HALチェアが植えられていました

\ 買える!コラムに登場したアイテム /

  • Cork Family/Vitra(コルクファミリー/ヴィトラ)

    Cork Family
    Vitra

  • Eames Walnut Stool/Herman Miller(イームズ ウォルナット スツール/ハーマンミラー)

    Eames Walnut Stool
    Herman Miller

  • Girard Hexagonal Table/Herman Miller(ジラード ヘキサゴナル テーブル/ハーマンミラー)

    Girard Hexagonal Table
    Herman Miller

  • 160 CLOTHES TREE/Artek(160 クローセズ ツリー/アルテック)

    160 CLOTHES TREE
    Artek

  • 41 ARMCHAIR PAIMIO/Artek(41 アームチェア パイミオ/アルテック)

    41 ARMCHAIR PAIMIO
    Artek

  • STOOL 60  COLOR/Artek(スツール60 パイミオ カラー/アルテック)

    STOOL 60 COLOR
    Artek

  • Tea Trolley 901/Artek(ティートローリー/アルテック)

    Tea Trolley 901
    Artek

  • HAL Tube/Vitra(ハル チューブ/アルテック)

    HAL Tube
    Vitra

  • HAL Stool Medium/High / Vitra(ハル スツール ミディアム/ハイ / ヴィトラ)

    HAL Stool Medium/High
    Vitra

  • Eames House Bird/Vitra(イームズ ハウス バード/ヴィトラ)

    Eames House Bird
    Vitra

  • Eames Elephant/Vitra(イームズエレファント/ヴィトラ)

    Eames Elephant
    Vitra

  • Eames Elephant(small)
    Vitra

  • Panton Chair/Vitra(パントンチェア/ヴィトラ)

    Panton Chair
    Vitra

  • Happy Bin/Vitra(ハッピービン/ヴィトラ)

    Happy Bin
    Vitra

  • All Plastic Chair/Vitra(オールプラスチックチェア/ヴィトラ)

    All Plastic Chair
    Vitra

  • DOMUS CHAIR
    Artek

  • Eames Hang-It-All/Herman Miller(イームズ ハング イット オール/ハーマン ミラー)

    Eames Hang-It-All
    Herman Miller

  • Corniches/Vitra(コルニッシュ/ヴィトラ)

    Corniches
    Vitra

  • Wire Chair DKR/Herman Miller(ワイヤーチェア DKR/ハーマンミラー)

    Wire Chair DKR
    Herman Miller

  • Organic Chair/Vitra(オーガニックチェア/ヴィトラ)

    Organic Chair
    Vitra

  • Belleville Armchair/Vitra(ベルヴィルアームチェア/ヴィトラ)

    Belleville Armchair
    Vitra

  • Arm chair RAR/Herman Miller(アームチェア RAR/ハーマンミラー)

    Arm chair RAR
    Herman Miller

  • EM Table(wood)/Vitra(イーエムテーブル/ヴィトラ)

    EM Table
    (wood)

    Vitra

  • EM Table(wood)/Vitra(イーエムテーブル/ヴィトラ)

    Lukki Chair
    Artek

Architecture
- 建築について -

     

  • 10/18

    Vitra Haus

    No.01

    Vitra Haus

    イエガタが積み重なった、その名の通り「ヴィトラの家」。家具・インテリアの視点からも建築の視点からも魅力的です。


  • 12/18

    Dome

    No.02

    Dome

    幾何学体のテント、Domeは1975年にCharter Industries社が制作したもの。現在はイベントや展示会の会場として使用されています。


  • 1/27

    Vitra Design Museum

    No.03

    Vitra Design Museum

    建築家フランク・ゲーリーが手掛けたデザインミュージアム。4,000点を越えるコレクションの保管や展覧会の開催など多岐にわたるデザイン活動が行われています。


  • 3/27

    Fire Station

    No.04

    Fire Station

    脱構築主義を代表する女性建築家 ザハ・ハティドが手掛けた消防署。彼女のプロジェクトがはじめて実現したのが、こちらのFire Stationでした。


  • 5/27

    Conference Pavilion

    No.05

    Conference Pavilion

    安藤忠雄、初の海外作品となった会議室。大通りの桜並木が主役になることを考え、自然に対する配慮が随所に見られます。


  • 6/26

    Conference Pavilion

    No.06

    Petrol Station

    ジャン・プルーヴェと弟のヘンリーによって1953年に設計されたガソリンスタンドです。ノックダウン式の構造で、1〜2名で組み立てることが可能になっています。

  • \ NEW /

    7/29

    Conference Pavilion

    No.07

    Factory building

    日本の建築家ユニットSANAA設計による生産工場。楕円の構造により、出荷トラックの旋回スペースを確保し物流面においても機能的なデザインになっています。