幾何学的なフォルムが特徴のイサム・ノグチ最後の作品
20世紀を代表する彫刻家、イサム・ノグチが1950年代半ばにデザインした「Prismatic Table(プリズマティック テーブル)」。こちらは、アルミニウムのメーカーAluminum Company of America(ALCOA)社の広告キャンペーンにアレキサンダー・ジラードやイームズ夫妻と共に参加した際にデザインしたものです。イサム・ノグチ最後の家具作品でもあります。Vitra(ヴィトラ)社から製品化されたましたが、その後廃番に。2023年に再びヴィトラ社より復活を果たしました。
一見すると六角形の天板と3本の脚を持ったテーブルですが、実はアルミニウムを折り紙のように折り込んだ3つのパーツを連結して作られています。この折り加工は、伝統的な日本の折り紙からインスピレーションを受けたものです。また過去に製品化された際は単色でしたが、今回の復活に合わせてイサム・ノグチが当初思い描いていた濃淡のある3色のグレーのパーツを組み合わせた仕様になりました。1台でも目を引きますが、複数台組み合わせると立体的なモザイクのように見え、アート作品としても楽しめます。
バリエーションは「ダークグレー」「グレー」「ライトグレー」の3種類。ラウンジチェアと一緒に1台で使うのはもちろん、複数組み合わせることで、商業施設やホテルの待合室などのラウンドテーブルとして使うことも。使用する場所や好みに合わせて、自由な組み合わせを楽しんでください。