テーマは“A Sense of Color” 16色の色鮮やかなセブンチェア
デンマークデザインの巨匠 Arne Jacobsen(アルネ・ヤコブセン)が1955年に発表した「Seven Chair(セブンチェア)」。ヤコブセンの代表作のひとつであり、ミッドセンチュリーデザインの名作チェアです。
1952年に発表した「Ant Chair(アントチェア/アリンコチェア)」の後継として発表されて以来、現在までに全世界で700万台以上販売されており、“セブンチェアを超える椅子は未だに存在しない”と言われるほど、世界的ベストセラーとなっています。
天然の木目を生かしながらカラー塗装を施した「カラードアッシュ」仕様で、角度によって木目がはっきりと見え、 艶を抑えたしっとりとした仕上がりが特徴です。
セブンチェアの最大の魅力は、緩やかな曲線を描く美しいフォルムと、身体を優しく包み込む座り心地。独特なフォルムは、眺める角度によって様々な表情をのぞかせます。また、背もたれの適度なしなりと、座面のカーブがその座り心地を実現しており、長時間座っても疲れにくい仕様になっています。
座面は7枚の薄板と2枚の仕上げ板の9枚の積層合板で構成されています。外側を仕上げ板で挟み、3枚目を横目、中央は縦目使いにして、これらを圧着するという高度な技術を要します。 FRITZ HANSEN(フリッツ・ハンセン)の高い技術力によって、美しさと座り心地の良さを兼ね備えたセブンチェアが生まれるのです。
2020年、セブンチェアのカラーがリニューアルされました。
デザインキュレーターでありギャラリストのCarla Sozzani (カルラ・ソッツァーニ)とのコラボレーションによるもので、「A Sense of Color(色彩感覚)」をテーマに、全16色のラインナップとなりました。
柔らかい色合いのベージュやピンクから、深くシックなカラーリングのミッドナイトブルーやエヴァーグリーンなど、幅広いカラーバリエーションとなっています。一見すると組合せに迷ってしまいそうですが、まとまりのあるカラーコレクションとなるよう全色少しレッドを加えており、どんな色の組み合わせでも調和の取れるカラーとなっています。
脚部は「クローム」とメタリック粉体塗装仕上げによる「ウォームグラファイト」「ブラウンブロンズ」「シルバーグレー」の全4種類。より組み合わせの自由度が増したカラーの中からお気に入りの組み合わせを見つけてください。