アルヴァ・アアルトが手掛けた、丸みを帯びた“野生の実”
1950年にAlvar Aalto(アルヴァ・アアルト)が手掛けた「A338 Pendant Lamp(ペンダントランプ)」。こちらは、アートコレクターのルイ・カレのために設計した「ルイ・カレ邸」で様々なアートを照らすためにデザインしたと言われています。丸みを帯びたそのフォルムは、アアルトが好んだお気に入りのベリーにちなんで「Bilberry(ビルベリー/フィンランドの野生の実)」という愛称で呼ばれています。
シェードは少し斜めに開口しており、スポットライトとして活躍します。また、中心部分にわずかな隙間が均等に空いており、漏れる光が空間を穏やかな雰囲気にしてくれます。過度な装飾がないため、どんな空間にも馴染みます。1灯でさり気なく空間を演出したり、複数使用して、ランダムに光を灯すなど、アイディア次第で様々な見せ方が出来そうです。消灯時にもその特徴的なフォルムは際立ち、空間のアクセントとしても目を楽しませてくれます。