伝統的なスタイルの優雅さと格式をもつ、モダンなデザイン
デンマーク王立芸術アカデミーの家具科2代目教授を務めたOle Vanscher(オーレ・ヴァンシャー)によってデザインされた「OW149 Colonial Chair(コロニアルチェア)」。1949年にP.J.ファニチャーから発表され、その後、Carl Hansen&Søn(カールハンセン&サン)に製造が引継がれています。家具の研究を重ねていたヴァンシャーらしく、伝統的なスタイルの優雅さと格式をもちながらも、時代に添ったモダンなデザインは、現在も変わらず愛されています。
当時は、ローズウッドやマホガニーなど高級木材が使用され、特に硬い材質であるローズウッドは、細身で繊細な造形を生み出すことを可能にしていましたが、現行品で製造は行われておらず、オーク材やウォルナット材を用いて引継がれています。
注目すべきは、細く優雅なフレームと、洗練された曲線を描くアームです。考え抜かれた構造により、優れた強度を実現しています。アームは先端で真下にカーブし、丸棒状の後ろ脚は、若干カーブさせることによって、椅子に安定性を与え、傾斜のあるシルエットを生み出しています。
フレームは、オーク材ソープ仕上げ、オーク材オイル仕上げ、ウォルナットオイル仕上げの3種類。
クッション張地のレザーはセミアニリンのThor(トアー)をご用意しています。セミアニリンは、革表面にわずかに塗膜があり、革本来の風合いを残しながらも日々のお手入れがしやすいため、ご自宅用にオススメです。
※ ピグメント(表面に人工加工・塗膜あり)アニリン(染色のため塗膜なし)のレザーをご希望の方は、別途御見積いたしますのでメールにてお問合せくださいませ。