ハンス・ノルの助言によって生まれた、イサム・ノグチのラウンドテーブル
デザイナーであり彫刻家のIsamu Noguchi(イサム・ノグチ)が1957年に発表した「Dining Table(ダイニングテーブル)」。楕円型の天板と放射線状に伸びた鉄製のバーを組み合わせた、オブジェのような美しさが魅力です。
こちらのテーブルは、1953年に発表した“ロッキングスツール”のバリエーションのひとつとして発表されたものです。Knoll(ノル)社の創業者であるハンス・ノル氏がロッキングスツールに注目。ハリー・ベルトイヤの名作“Bertioa(ベルトイヤ)”シリーズと組み合わせることを考え、揺れない仕様のテーブルを作るようイサム・ノグチに助言します。翌年の1954年にサイドテーブルを発表し、1957年にこのダイニングテーブルが誕生しました。
天板からベースにかけて窄まるフォルムで、脚はバーで構成されていながらも、しっかりと安定していることに驚きます。大きな天板を支えるために、ベースに鋳鉄を使用。しっかりとした重さのある鉄を使うことで、スリムなフォルムと安定感を実現しました。また1本の脚で天板を支えていることで、どの角度でも椅子を置くことが出来ます。
ハンス・ノル氏が思い描いていたベルトイアチェアはもちろん、イームズのShell Side ChairやOrganic Chair、アルネ・ヤコブセンのAnt Chairなど、 どんな椅子と組み合わせてもしっくりと馴染みます。天板のサイズは900mmと1210mmの2種類。使用する空間に合わせてお選び下さい。