モーエンセンの幻の作品、待望の製品化
デンマークのデザイナーBørge Mogensen(ボーエ・モーエンセン)が1954年に発表した「Lynderup Chair(リンドロップチェア)」。モーエンセンといえば、天然木を使った家具が多いのですが、こちらは成形合板とスチールを組み合わせた椅子です。今まで製品化されることのなかった作品でしたが、2021年にFredericia(フレデリシア)が製品化を実現しました。
当時革新的なアイディアといえる成形合板とスチールの組み合わせは、どこか軽やかでカジュアルな印象を与えます。持ち運びもしやすく、最大12脚まで積み重ねることもできるので、自宅だけでなく商業施設やカフェなどでも活躍します。
リンドロップチェアは、FSCとEU エコラベルの2つを取得した素材で作れています。FSCとは適切に管理された森林を認証する国際的な認証制度のこと。認証された木材を使用することで森林の破壊や劣化を招くことなく、森の保全に貢献しています。EU エコラベルは、環境影響が少ないと認められた商品であることをしめすラベルであり、環境保全に配慮した製造であるということが認められている証拠です。
環境への配慮もしつつ、どんなシーンにも馴染み、使いやすい。長く愛用していきたくなる名作です。