天然の木材と籐を組み合わせた、温かみのあるネルソンベンチ
デザイナーのGeorge Nelson(ジョージ・ネルソン)が1952年に発表した「Nelson Cane Bench(ネルソン ケーン ベンチ)」。名前の通り、座面に籐を使用したもので、“ネルソンベンチ”の愛称で親しまれるNelson Platform Bench(ネルソン プラットフォーム ベンチ)から派生して生まれたものです。
当時は生産期間が短く流通される数が少なかったこともあり、ヴィンテージ市場でもなかなか見られない貴重な作品でした。長い年月を経て、2021年にHerman Miller(ハーマンミラー)より待望の復刻を果たしました。
天然の木材と籐の組み合わせは、どこか軽やかで温かみを感じさせます。プラットフォームベンチは、ネルソンが自身のオフィスにゲストが長居しないよう直線的なデザインになっていますが、こちらのケーンベンチは触り心地、座り心地も良く、長く座り続けたくなります。
ベンチとして座るだけでなく、オブジェや植物などを飾るディスプレイ台にしたり、雑誌や本を置くローテーブルにするなど、様々な用途で活躍します。また、過度な装飾がないので、自宅はもちろんオフィスや公共施設など、どんな空間にも馴染みます。