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ルイスポールセンのウォールランプ「AJランプ」は、20世紀を代表する建築家・デザイナーであるアルネ・ヤコブセンの代表作です。照明として優れたデザイン性と機能性を持ち、多くの人を魅了しています。
ルイスポールセンは1874年に創業した、北欧デンマーク発祥の照明ブランドです。その特徴はシンプルで機能的かつ秀逸なスタイルのデザインにあります。ルイスポールセンは創業以来、優れたアーキテクトやデザイナーとのパートナーシップを築きながら、北欧を代表する照明ブランドとしての地位を確立してきました。
中でも、「デンマークデザインの父」と称されるアルネ・ヤコブセンが手掛けたウォールランプの「AJランプ」は、現在でも名品として絶大な支持を受けています。こちらでは、アルネ・ヤコブセンについて詳しく解説します。
アルネ・ヤコブセンはデンマークを代表する建築家であり、家具デザイナーでもあります。1902年にデンマークのコペンハーゲンで、ユダヤ系デンマーク人の家庭に生まれました。アルネ・ヤコブセンは当初、画家を目指して夢や希望に満ちた青年でしたが、両親の反対や状況の変化により、画家への道を諦めざるを得なくなってしまいます。代わりに、彼は建築家の道を選び、家具のデザインも手掛けるようになりました。
ミース・ファン・デル・ローエやチャールズ&レイ・イームズ夫妻などのデザイナーからの影響を受けながら、アルネ・ヤコブセンは世界的に称賛される建築物や家具を次々と発表します。椅子をはじめとする家具雑貨、集合住宅、市庁舎、ホテル、銀行など、様々な建築物を手掛けました。その成果は多くの国際的な賞に輝いており、彼の功績が讃えられています。
アルネ・ヤコブセンは1924年に、デンマーク王立芸術アカデミーの建築学科に入学します。建築学科では、カイ・フィスカーとカイ・ゴットロープという著名なデンマークの建築家から指導を受け、1925年にはまだ学生でありながら自身のデザインしたチェアをパリ万国博覧会に出展し、銀メダルを受賞しました。
1927年に建築学科を卒業したヤコブセンは、2年後の1929年に友人のフレミング・ラッセンと共同で「未来の家」の設計コンペに参加します。二人は、ほこり吸引機能を備えた玄関マットや自動開閉するカーポート、そして屋上にヘリポートを備えた次世代の夢の家を設計し、優勝しました。これをきっかけに、ヤコブセンは自身の建築設計事務所を設立します。彼の才能と創造力は建築界で高く評価され、その後も数々の優れた作品を生み出していきました。
ヤコブセンは建築家でありながら、家具デザイナーとしても多くの作品を生み出しました。特に有名なのはチェアで、曲線を巧みに取り入れた柔らかなフォルムが特徴的です。その中でも、蟻の姿勢に似ていることから名付けられた「アリンコチェア」は注目を集めています。ヤコブセンは見た目の美しさだけでなく、3本脚にこだわりを持ち続けましたが、最近では4本脚のバリエーションも製造されています。
また、ヤコブセンの代表作といえる「セブンチェア」は、アリンコチェアよりも大きく、座り心地と安定感に優れています。どの角度から見ても空間に調和する優れたデザインです。
チェアの他にも、コペンハーゲンのSASロイヤルホテルのためにデザインされたウォールランプ「AJランプ」は注目の作品です。円と直線のラインを直角や斜角で組み合わせたヤコブセン独特のストレートな表現は、部屋全体の印象を洗練されたものに演出し、現在でも世界中の人々を魅了しています。カラーバリエーションも豊富で、用途やシーン別に選ぶ楽しさを与えてくれます。
アルネ・ヤコブセンは、家具だけでなく空間全体を考慮しながら数々の名作を生み出し続けました。その斬新なデザインが時には議論を巻き起こしましたが、彼は自身の信念を貫き通し、今では多くの人々に高く評価されています。
ヤコブセンの作品の中でも特に注目すべきは、ウォールランプの「AJランプ」です。この照明器具は美しさと機能性を見事に融合させた完璧なデザインであり、見た目の美しさだけでなく、上下に可動することで光を必要な場所に照射できます。
H.L.D. ONLINESTOREでは、アルネ・ヤコブセンが生み出した「AJランプ」を取り扱っています。カラーバリエーションも豊富にラインナップしており、ご使用のシーンや目的に合わせてお好みのカラーをお選びいただけます。
「AJランプ」シリーズに加えて、ルイスポールセンの様々なタイプの照明器具も多数ご用意していますので、おしゃれで機能的な照明器具をお探しの際はぜひご利用ください。お部屋や空間の雰囲気を一層魅力的に演出するための最適な照明アイテムをご提案いたします。