一切の無駄を省いた、極めてシンプルなウォールランプ
1940年代後半、Jean Prouve(ジャン・プルーヴェ)によってナンシーにある自宅のために試作されたのが、こちらのウォールランプ「Potence(ポタンス)」です。スイング式スチール製アームの先端に電球を取り付けただけの極めてシンプルなデザインですが、スイングさせることで光源を可変させるという機能を持ち合わせています。当時は様々なサイズで生産されていましたが、現在は、ビーチ材のハンドルが付いた「Potence(ポタンス)」と、ハンドルなしミニサイズ「Petite Potence(プティットポタンス)」の2種類となっています。
壁から真っすぐに伸びるアームと繊細なワイヤーがどんな空間にも馴染み、引き締めてくれます。点光源となっていますので、光の広がりには欠けますが、電球の少し荒々しい感じがこのデザインの良さでもあります。ダイニング、リビング、どちらにも使用できますが、住宅の場合はフロアランプ等と上手に合わせて灯りを重ねていただくと一層魅力的な空間になると思います。店舗やギャラリーなど、アートな空間には単体でデザインそのものを楽しんでみてください。
“アトリエ ジャン・プルーヴェ”で使われていたカラーを含んだ新色が登場
2022年9月より、ジャン・プルーヴェの製品のフレームカラーがリニューアルしました。定番の「ディープブラック」「ジャパニーズレッド」に加えて、ポタンスには「ブランコロンブ(※ エクリュより改名)」が、プチポタンスには「ブランコロンボ」と「ブルーマルクール」が新たに加わりました。